ごきげんライフ

最高の人生!

ゴールデンカムイを読みました(日記)

人間衆目を集めるものを語らずにはいられないのかもしれない。
本屋で「
BTS大ヒットの理由」みたいな本がたくさん並んでいるのを見ておどろいた。

 

というわけで、428日完結を迎えた『ゴールデンカムイ』を読んだよの話をします。
本文は多大なるネタバレを含む予定です。

 

 もともと13巻くらいまで読んでいた
 今回の全話無料公開で改めて最初から一気読みした

 

最終回を待つにあたって、私が言っていた適当なこと
・杉本がさいごのさいごで死んだらどうしよう
・五年後
—みたいな北海道の山中で杉本とアシリパさんが1話オマージュ再会したらどうしよう
・最後のコマが白石だったらどうしよう

 

結果、杉本はしれっと生きていたし、梅ちゃんも皆様のその後の人生も描いてくれたし、

白石は白石だったしほんとうによかったね……。

 

・総じて

バランスすごいよねこの作品。みんな言っていると思うけど。
序盤のギャグ路線から話が進むにつれてシリアスが続いて読むのがキツくなってしまうことがたまにあるんだけど、最初っからずっとシリアスとギャグとホラーとグロをバランスよくお出しされたので最後まで胃もたれせず完食してしまった。多重人格の囚人のところがいちばん怖かった
(グロ描写除く)
こんな気にすることが多そうな作品を、こんな個性豊かな変人を描ける作者が描いている、こんなありがたいことはありませんよ
()

 

 

・鯉登音之進が好きだという話

後半ずっと心臓に悪かった月島と鯉登音之進。
鶴見中尉の亡骸を探す月島と、次の仕事に部下を守ることを掲げる鯉登音之進。
鯉登音之進、作中通してずば抜けて成長したので好きになってしまった。
初登場時、褐色イケメンの愛すべきポンコツでもうギャップおなかいっぱいだったのに。
谷垣とインカラマッの出産のくだりで突然「軍属の男
になってしまい……わたしは……
五稜郭戦で沈んだパッパのことはちょっとも触れないのは

「我々親子が鶴見中尉に利用されていても構わない」からなのかな。
士官学校卒のエリート軍人だけど、上に立つものの素質~があって好き

素質が無かったのに身に着けたのでも、開花したのでも、最終的に中将になるくらいの才覚が好き。
鶴見中尉の階級を抜いた時にちょっと感慨にふけってほしい。

鶴見中尉、離反してるし特進はしてないでしょうしすぐだね。
しばらく名前覚えられなくて小池って呼んでてごめんね。


・尾形百之助が好きだという話

もう一人の推しも、軍人の血に生まれた肉親コンプレックスこじらせ男(尾形)なのですが……
こっちはついに死んでしまった。霊感目覚めてたあたりから「死ぬのか?」と思っていたけど。
作中の諸・活躍、杉本に並ぶ不死身ぶりを見せておきながら最期は狂ってみじめに死んでしまうの、好きですね……。華々しく劇的な死も好きだけど……。
捉えどころのない敏腕スナイパーとか当然好きじゃん。特に語ることはないです。
最終話の絵のコマ、「え!?何!?なんのこと」と思ってしまったけど「山猫」「ロシア人」というわかりやすい話でしたね。
最初の最初で雪食って川に落とされて指文字で「ふじみ」って書いたのがこの人なの普通に忘れる。
全話通して尾形の行動とアシリパさんとの関係性を読み直したい。

 

 

・コミックスほしい

改めてひとりひとりに着目しながら全編読み直した過ぎる、DMMもセールしてるし全巻買っちゃうかあ?
564円×既刊29=16,356
16356円から30%ポイント還元されるから実質11,500円くらい。実質8冊無料。

517日までに決めねばならぬ(セール期間なので)

 

新刊はまだ出てないし、夏のセールまで待っても良いな……。
 

作者野田サトルさんの「全話無料公開しても買ってもらえる自信がある」のままになっています。